2023年03月22日 |
積水化、高耐熱・薄膜・低VOC基材レステープ発売 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:積水化学工業 |
積水化学・高機能プラスチックスカンパニーは、高耐熱・薄膜・粗面接着性・低VOCの4つの特性を併せ持った世界初の工業用両面テープ「高耐熱基材レステープ 5503HT・5505HR」を20日に発売した。 環境意識の高まりを背景に、自動車業界では電気自動車(EV)へのシフト化が加速している。EV は動力源がエンジンからモーターに置き換わるため、暖房用熱源にエンジン冷却水が使用できない。そのため電気を熱に変換する高効率な車載ヒーターが必要となる。同社はこの暖房用の発熱機器を安全に設置できる高耐熱基材レステープを開発した。 主な特長は、(1)独自の精密重合技術を応用し、薄膜条件下で耐熱性と耐剥離性を両立させた (2)180℃の高温下でもズレ“ぜロ”の耐熱性と粘着力を有する(3) 内装材として使用可能な低VOCのため、環境対応に優れる、など。 すでにEV車種向けEV 車種向け輻射ヒーター固定用途への採用が決まっている。今後は住建分野、産業分野などさまざまな分野への用途展開を加速する。2025年度売上高5億円を目指す。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1679439909.pdf |