2023年03月24日 |
積水化学、温室効果ガス削減でSBT認証 再取得 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:積水化学工業 |
積水化学工業は24日、温室効果ガス( GHG )排出量削減に向けて昨年10月に制定した同社の削減目標である「1.5℃目標」が、科学的根拠に基づいた目標として、SBTイニシアチブの認証を再取得した。 同社は、気候変動は大きな社会課題との認識からその解決貢献策に積極的に取り組んできた。2018年には化学業界初となる SBT 認証を取得し、2022年10月には、新たな GHG 排出削減目標を制定し同認証を再取得した。 「Score1+2」の場合、基準年を2019年、目標年を2030年に置くことでは従来目標と変わらないが、削減率を従来目標の26%(2℃目標)から50%(1.5℃目標)に大幅アップした。そのため従来の購入電力の再エネ化に加えて、低炭素燃料への転換、電化、生産革新による燃料由来GHG削減に前倒しで取り組む計画だ。 同社は長期長期ビジョン(Vision 2030)に「Innovation for the Earth」を掲げ、イノベーションによるサステナブルな社会の実現に貢献すると宣言してきた。今回の取り組みはその一環となる。 ◆SBT(Science Based Targets)とは:パリ協定の採択を契機として国連グローバルコンパクトをはじめとする共同イニシアチブが提唱。SBT イニシアチブにより、企業が定めた温室効果ガス削減目標が、長期的な気候変動対策に貢献する科学的に整合した目標(SBT)であることが認定される。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1679625390.pdf |