2023年03月29日
神戸大など、VRシステムで神経活動の動態可視化
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:理化学研究所

 神戸大学大学院 医学研究科の中井信裕特命助教(生理学)をはじめ理化学研究所、北海道大学などの研究グループは29日、大脳皮質の広範囲な神経活動を行動中のマウスから測定することができる「VRイメージングシステム」を構築し、自閉症モデルマウスの皮質機能ネットワークダイナミクス異常を明らかにしたと発表した。
 行動中のマウスから広範囲皮質活動を測定することができる VR イメージングシステムを構築し

 また、機械学習によって走り始めるときや止まるときの皮質機能ネットワークパターンから自閉症モデルマウスと野生型マウスを高精度に判別することに成功した。

 今後、自閉症の脳機能ネットワークダイナミクス研究が進むことで、自閉症診断のための新たなバイオマーカーの創出が期待できる。
同研究成果は、3月28日付「Cell Reports」に掲載された。

ニュースリリース
https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/230329_pr.pdf