2023年04月14日

特許庁・まとめ「大学研究成果の社会実装」

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：特許庁

特許庁は14日、大学に知財の専門家を派遣する「知財戦略デザイナー派遣事業」で得られた知見を「大学研究成果の社会実装ケーススタディ（知財戦略デザイナー派遣事業2022ナレッジ集）」としてまとめた。 　 　大学の研究成果を基にしたスタートアップの設立や、ライセンス契約などのマイルストーンなどの案件を「外部の知財専門家の活用事例」として紹介した。 　 　知財戦略デザイナーは“大学内で埋もれている研究成果”を発掘し、研究成果の社会実装を通じた社会的価値や経済的価値の創出につなげようと研究段階からデザインし紹介した。これにより学内の研究や、大学の「知」を源泉とするイノベーション創出を支援する狙いもある。 　「社会実装ケーススタディ」は（1）スタートアップ編（2）企業との連携編（3）その他の3章で構成。デザイナーへ相談した時には手遅れだったなどの「失敗事例」もあげている。 ■大学研究成果の「社会実装ケーススタディ」の概要 ・知財のオープン＆クローズ戦略を活用したスタートアップの設立 ・創薬に向けた2つの抗体の知財戦略と海外企業との連携 ・社会基盤技術に関する産学コンソーシアムの設立 等 （関連情報） https://www.jpo.go.jp/support/daigaku/document/designer_haken/2022-knowledge.pdf