2023年05月09日 |
早大など、アジア3カ国の過敏性腸症候群 調査 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:早稲田大学 |
早稲田大学人間科学学術院の田山淳教授、九州大学大学院環境学研究院の木村拓也らの研究グループは8日、東アジア3カ国(日本、中国、韓国)の過敏性腸症候群の有病率を調べ比較研究したと結果を発表した。 これまで成人における世界の過敏性腸症候群有病率は約9%と報告されており、居住地域により有病率に差異があることは知られていたが、その詳細なデータは無かった。 調査の結果、過敏性腸症候群の有病率は全体で13%、内訳は日本15%、中国6%、韓国16%となり、全体有病率は世界的な有病率よりもわずかに高く、日本や韓国よりも中国の有病率が低いことが分かった。また、過敏性腸症候群サブタイプは、「交替型」がいずれの国でも割合が高いことが判明した。 同研究成果は「Journal of Neurogastroenterology and Motility」(4月30日)に掲載された。 (詳細) https://www.kyushu-u.ac.jp/f/52629/23_0508_01.pdf |