2023年05月09日 |
東洋エンジ、ガイアナ向け浮体式海洋石油開発受注 |
【カテゴリー】:経営 【関連企業・団体】:東洋エンジニアリング |
東洋エンジニアリング(TOYO)は9日、関連会社のOffshore Frontier Solutions Pte. Ltd ( OFS) が、このほど三井海洋開発(MODEC) から、Uaruプロジェクト向けFPSO(浮体式海洋石油・ガス生産貯蔵設備)のEPCI業務を受注したと発表した。EPCIとは設計から機器購入、建造、据付までの一括工事をいい、同社ののFPSOプロジェクト受注は今回が初めて。 今回受注したFPSOは、南米に位置するガイアナ共和国の沖合約200kmに位置するStabroek鉱区にある油田の開発に投入される予定。 船は新造船で、VLCC船(積載重量20万トン以上)と比べて大きな貯蔵容量・トップサイドを確保する。その広さを生かして、コンバインドサイクル発電機が搭載されるため、従来のガスタービン発電機と比べて二酸化炭素排出量を削減することができる。 TOYOは引き続き同国の経済発展に貢献していく方針だ。 <用語の解説> ◆ OFS :TOYOとMODECが2022年8月にシンガポールに設立した合弁会社。FPSOのEPCI事業を遂行するエンジニアリング企業で、TOYOの出資比率は35%の持分法適用会社となる。 <受注概要> ▽客先 :三井海洋開発株式会社 ▽受注者 :Offshore Frontier Solutions Pte. Ltd ▽係留地 :ガイアナStabroek鉱区(ガイアナ沖合約200km) ▽対象設備 :FPSO ▽設備概要 :石油生産設備(日量25万バレル)とガス生産設備(日量540百万立方フィート)の洋上原油処理設備 ▽役務内容 :FPSOのEPCI業務 ▽引き渡し予定 :2026年12月 ニュースリリース(詳細) https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000000027.000107878.html |