2023年05月16日 |
NEDO、世界初 船舶向けアンモニア混焼試験開始 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:NEDO |
NEDOは16日、グリーンイノベーション基金事業「次世代船舶の開発」として取り組んできた、低・脱炭素燃料エンジンの開発で、舶用アンモニア燃料の試験エンジンが完成し、世界初となる大型低速2ストロークエンジンでのアンモニア燃料の混焼運転を開始したと発表した。 舶用水素燃料エンジンでは水素燃料噴射装置が完成し、作動試験を開始した。これらの開発はジャパンエンジンコーポレーション(本社:東京都港区、川島健社長)が担ってきた。 今後は、これらの試験機器を用いてさらなる技術開発を進め、フルスケール実証用エンジンの設計や製造、検証運転など社会実装に向けた研究開発を進める。アンモニア燃料2ストロークエンジンを搭載した船舶は2026年、水素燃料2ストロークエンジンを搭載した船舶は2028年の竣工、商業運航開始を目指す。これにより、2050年カーボンニュートラルへの道筋を示し、船舶産業における温室効果ガスの排出量削減に貢献する方針だ。 ニュースリリース https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101641.html |