2023年05月17日
三菱ケミカル、バイオエンプラ サンプル提供開始
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 三菱ケミカルグループは17日、植物由来のバイオエンジニアリング プラスチック「DURABIO(デュラビオ)」について、バイオマスプラスチック度を高めた新グレード「D93シリーズ(開発品)」のサンプル提供を5月から開始したと発表した。

 DURABIOは、再生可能な植物由来原料「イソソルバイド」を用いて作られるバイオエンプラで、枯渇資源である石油の消費量を削減できるうえ、原料となる植物が成長過程で二酸化炭素を吸収するため、温室効果ガスの低減にも貢献できる。

 D93 シリーズ(開発品)のバイオマスプラスチック度は約 74%と、従来品で最も高かった「D73 シリーズ」の約 58%から15%以上の向上に成功した。
 
 DURABIOの特長である透明性、耐傷付き性、発色性などを保ちながら、従来品よりも高い耐熱性(荷重たわみ温度:131℃)、アクリル樹脂に匹敵する表面硬度も有しており、情報電子機器、自動車部品、日用雑貨など幅広い分野への展開が可能だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1684290887.pdf