2023年05月18日
レゾナック、再生プラリサイクル事業で国際認証
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:レゾナック

 レゾナック(本社:東京都港区)は18日、川崎事業所(神奈川県)で実施している再生プラスチックを原料にケミカルリサイクルする事業について、国内初となるISCC PLUS認証を3製品(水素、アンモニア、アクリロニトリル)で取得したと発表した。
 
 同事業所では2003年から使用済みプラスチックを化学品原料にリサイクルする「プラスチックケミカルリサイクル事業」(川崎プラスチックリサイクル、KPR)に取り組んできた。今回の認証取得を機に、3製品に対しては認証制度に基づくマスバランス(物質収支)方式によって、使用済みプラスチック由来特性を割り当て、販売を検討していく方針だ。今後の運用開始時期などは、各取引先と調整して決める。

<用語の解説>
■マスバランス方式 :
 バイオマスや再生由来原料といった持続可能原料と非持続可能な原料を混合して製品を製造した際に、投入した持続可能原料の割合に応じて、一つまたは複数の特定製品に対して持続可能特性を自由に割り当てる方法。
既存の製造プロセスを活用し、現在の品質や性能を維持しつつ持続可能原料の使用の促進に貢献することができる。また、環境に配慮した製品を購入することにより、持続可能な社会へ寄与できる。

ニュースリリース参照
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1684386808.pdf