2023年05月24日 |
4月のPS生産49.1千トン、前年比マイナス続く |
【カテゴリー】:実績/統計 【関連企業・団体】:日本スチレン工業会 |
日本スチレン工業会は24日、23年4月のポリスチレン(PS)とスチレンモノマー(SM)の需給実績を発表した。PSの生産は49.1千トンで前年同月比85%となお低調、内需は上向いてきたものの、輸出が前年比50%と大きく沈んだままとなっている。 ■ポリスチレン(PS) 4月の生産は前年同月比85%(前月比103%)の49.1千トンだった。国内出荷は93%(前月比95%)の48.5千トン、輸出は同50%(77%)の3.0千トン、出荷計は88%(93%)の51.5千トンだった。 用途別出荷量は電機・工業用5.9千トン(前年比94%)、包装用23.1千トン(93%)、雑貨・産業用6.3千トン(90%)、FS用13.3千トン(92%)で、いずれも前年を下回った。輸出は3.0千トンで65%と依然低調。月末在庫は99.9千トンで前年比102%となった。在庫月数は1.9カ月(前月末は2.3カ月)で変わらず。 ■スチレンモノマー(SM) 4月の生産は102.8千トンで、前年同月比88%だった。 内需は98.4千トン(88%)、輸出は10.0千トン(87%)、出荷計は108.4千トン(88%)、在庫は53.2千トン(101%)だった。 主力のPS向けが52.1千トン(93%)だったほか、EPS向けが5.5千トン(66%)、ABS樹脂向けが18.1千トン(85%)、合成ゴム5.7千トン(59%)と落ち込んだ。不飽和ポリエステル向けは1.7千トン(90%)、輸出は10.0千トン(87%)、在庫は53.2千トン(101%)、在庫月数は前月と変わらず0.5カ月だった。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1684902376.pdf |