2023年05月29日 |
東洋スチレンが発表、製品に不適切行為判明 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:東洋スチレン |
東洋スチレン(本社:東京都港区、石塚賢二郎社長)は29日、同社が販売している樹脂製品の一部に、米国の第三者安全科学機関である Underwriters Laboratories Limited Liability Company(UL)の認証に関する不適切な行為、また、日本国内の電気用品安全法に関連して設けられている部品・材料登録制度(CMJ 登録制度)についても不適切な行為があったと発表した。 ■不適切行為の概要 ◇不適切行為(1)の内容 ・UL が定めている樹脂の難燃性能を示す UL94 の規格に対して、登録時の組成を一部変更した製品を、UL への申請を行わずに製造販売していた。 ・UL によるフォローアップ試験の際に、指定されたロットではない難燃剤を増量した材料で燃焼試験片を作成し提出していた。 ◇対象製品 ・UL 認証されている「トーヨースチロール難燃」全品種(15 品種) ◇判明した時期 ・ 他社で不適切行為の事案が公表されたことを受け、同様の問題がないか社内調査下ところ22年10月に不適切行為(1)確認が判明した。同(2)はさらに調べ2023 年 5月中旬に判明した。 ■最終製品への影響 現時点で、不適切行為の対象となる当社製品を使用して生産された最終製品に関して事故等の報告は受けていないが、最終製品の安全性や性能についてはさらに調査を継続する。 (注)不適切行為(2)以下はニュースリリース参照にあります。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1685341304.pdf |