2023年06月13日
脱炭素社会実現へ「先進的CCS事業」7件選定
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:経済産業省

 エネルギー・金属鉱物資源機構(JOGMEC)は13日、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた「先進的CCS事業」として、以下の7案件を選定した。2030年までにCO2の年間貯留量約1,300万トン確保を目指す。

■「先進的CCS事業」7案件

【1】苫小牧地域CCS事業
・会社名 石油資源開発、出光興産、北海道電力
・貯留地域 苫小牧地域(油ガス田又は帯水層)
・貯留量 約150万トン/年

【2】日本海側東北地方CCS事業
・会社名 伊藤忠商事、日本製鉄、太平洋セメント、三菱重工業、伊藤忠・石油開発、INPEX、大成建設
・貯留地域 日本海側東北地方他(海域帯水層)
・貯留量 約200万トン/年

【3】東新潟地域CCS事業
・会社名 石油資源開発、東北電力、三菱ガス化学、北越コーポレーション、野村総合研究所
・貯留地域 新潟県内(既存油ガス田)
・貯留量 約150万トン/年

【4】首都圏CCS事業
・会社名 INPEX、日本製鉄、関東天然瓦斯開発
・貯留地域 首都圏他(海域帯水層)
・貯留量 約100万トン/年

【5】九州北部沖~西部沖CCS事業
・会社名 ENEOS株式会社、JX石油開発株式会社、電源開発株式会社
・貯留地域 九州北部沖~西部沖(海域帯水層)
・貯留量 約300万トン/年

【6】マレーシア マレー半島東海岸沖CCS事業
・会社名 三井物産
・貯留地域 マレーシア マレー半島東海岸沖(海域減退油ガス田、帯水層)
・貯留量 約200万トン/年

【7】大洋州CCS事業
・会社名 三菱商事、日本製鉄、ExxonMobil Asia Pacific Pte. Ltd.
・貯留地域 大洋州(海域減退油ガス田、帯水層)
・貯留量 約200万トン/年

<用語の解説>
◆CCS :Carbon dioxide Capture and Storage(二酸化炭素回収・貯留)の略。

ニュースリリース
https://www.meti.go.jp/press/2023/06/20230613003/20230613003.html