2023年06月29日

積化成、チタン酸系ヒーターで「一ノ瀬昇賞」

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：積水化成品

積水化成品工業は29日、同社が開発したチタン酸バリウム系PTC サーミスタを応用したトレースヒータおよび応用商品が、電子セラミックス製品のプロセス技術に貢献したとして、開発した社員が電子セラミック・プロセス研究会から「一ノ瀬昇賞」を受賞したと発表した。 　 　｢一ノ瀬昇賞｣ は、電子セラミック・プロセス研究会が制定する「電子セラミックス製品のプロセス技術」に貢献のあった技術者・研究者を表彰する制度。 　 　今回、チタン酸バリウム系 PTC サーミスタを応用したトレースヒータ「テクヒーター」の研究開発および事業化への功績が認められ、同社第2事業本部 産業資材事業部の山口哲生氏が同賞を受賞した。 「テクヒーター」は、発熱体に半導体セラミックスを使用した世界初のヒーター製品。従来の樹脂系 PTC ヒーターの課題となっていた柔軟性を実現すべく、チタン酸バリウム系PTC セラミックをラダー型に電線に組み込み、樹脂被覆することで、長尺で柔軟性のあるヒーターの開発に成功した。販売計画は2027年度 10億円。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1688011815.pdf