2023年07月05日 |
豊田工大、波長ごとに画像を高速取得 分光技術 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:科学技術振興機構 |
豊田工業大学 レーザ科学研究室の藤貴夫教授と、名古屋工業大学の古谷祐詞 准教授らの研究グループは5日、高速に中赤外ハイパースペクトルイメージングを行う画期的な手法を開発したと発表した。波長ごとに画像を取得する新たな分光技術を開発した。 中赤外ハイパースペクトルイメージングとは、波長ごとに画像を取得する分光技術で、がん組織の高速診断や、自然界の生物に取り込まれた汚染物質の追跡、検体組織中の薬物分布測定、化学反応の分子レベルでの解析など、幅広い分野への応用が期待される。今回これまでの性能をさらに桁違いに高める技術を開発した。 これにより短時間での大量のデータ取得や、試料の動的な変化の測定が可能になり、今後医療、環境、化学、薬学などの広い分野への応用が期待できる。 研究は科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)などの支援を得て行った。 同研究成果は2023年7月4日、英国のオンライン科学雑誌「Nature Commnications」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.jst.go.jp/pr/announce/20230705-2/index.html |