2023年07月06日 |
住化、新居浜市と回収アクリル樹脂板を資源再生 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:住友化学 |
アクリル製飛沫防止板は、透明性や加工性に優れるため、飲食店などでの新型コロナウイルス感染症対策に使用され“活躍”してきた。だが、コロナ感染症が収束し、新型コロナウイルス感染症が「5 類感染症」へ移行されたことを受け、使用済みアクリル樹脂板の処理が自治体にとって新たな課題となっていた。 住友化学は、愛媛工場(新居浜市)内にあるケミカルリサイクル実証設備を生かして、域内住民とともに資源の有効活用を図るため、アクリル製飛沫防止板の地域内資源循環プロジェクトを始動することにした。 プロジェクト名の「MICAN」の「M」はみんなで、「I」はいっしょに、「C」サーキュラー、「A」アクション、「N」にいはまの略。 回収された飛沫防止板は、同社が新居浜市から資源として有償で引き取り、工場内の施設でアクリル系樹脂原料であるMMA(メチルメタクリレート)モノマーに再生する。再生樹脂の一部はキーホルダーなどに加工し、市内の小中学校などに寄贈する計画だ。 ・参照/新居浜市ホームページ: https://www.city.niihama.lg.jp/soshiki/haiki/mican-pj.html <ニュースリリース参照> https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1688626006.pdf |