2023年07月06日
BASF、ドイツに電池材料工場とリサイクル拠点開設
【カテゴリー】:海外
【関連企業・団体】:BASF

 BASFは6日、ドイツのシュヴァルツハイデで、欧州初の電池材料生産工場と電池リサイクル工場を併設したセンターの開所式を行ったと発表した。高性能正極材の最先端生産施設の落成式と、ブラックマス生産用の電池リサイクル工場の除幕式は、使用済み電池の回収や鉱物原料の回収、さらに新電池材料の製造における使用まで、欧州の電池バリューチェーンを循環させるうえで重要な一歩になるとしている。

 BASFの Dr.マーティン・ブルーダーミュラー取締役会会長は「最先端の正極材工場とブラックマス生産のためのリサイクル工場によって、BASF が欧州とドイツの化学産業未来を信じ、域内市場の顧客のために革新的な製品とサービスに投資していることが示されている」と述べるとともに「今回の 2 つの投資により、私たちは電池のカーボンフットプリント削減と持続可能なモビリティに向けたクローズドループに貢献できるだろう」と強調した。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1688625777.pdf