2023年07月20日 |
6月のエチレン生産 382.8千トン、前年比11%減 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
石油化学工業協会は20日、6月の主要石油化学製品の生産実績を発表した。エチレン生産量は382,800トンで、前月比▲5.6%( ▲22,900トン )、前年同月比▲11.2%( ▲48,300トン )の大幅減産となった。 稼働プラントの実質稼働率は77.1%で前年同月の84.4%からさらに低下した。 定修プラントは、出光興産(千葉)の1社1プラント( 前年比は2社2プラント )だった。 上期(1~6月)のエチレン生産量は2,614.4千トン( 前年同期比0% )となった。 誘導品生産量を前年同月と比較すると、LDPE、HDPE、PP、SM、PS、VCM、AN、合成ゴム、BTXなど17品目中13品目が前年比マイナス、プラスとなったのはPP、PVC、EO、EGの4品目のみだった。 国内の消費マインドには持ち直しの動きが見られるものの、一方で消費者物価の上昇が続き、食品をはじめ生活必需品の価格上昇から需要に下押し圧力が働いている。 4樹脂の需要動向を分野別に見ると、ほとんどの分野で前年を下回った。だが、PPの輸送機械部材分野と、PSの健康飲料容器分野等の包装用途に前年を上回るケースが見られはじめている。 ・主要石化品18品目 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1689830399.pdf ・汎用4樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1689830399.pdf ・MMAモノマーと樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1689830399.pdf |