2023年08月24日 |
7月のエチレン生産41.1万トン、前年比15%減 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:石油化学工業協会 |
石油化学工業協会は24日、7月の石化製品の生産実績を発表した。 エチレンの生産量は411,100トンで前月比7.4%、前年同月比▲15.0%だった。定修センターはなし。 稼働プラントの実質稼働率は76.5%だった。前月の稼働率は77.1%、前年同月は90.0%だった。 全18品目の生産量を前年同月比でみると、プラスだったのは塩ビ樹脂の1品目のみで、残りの17品目は全て前年割れ、マイナス幅もエチレングリコールは前年同月比▲53%、アクリロニトリル▲42%、HDPEは▲39%と、落差が激しかった。 「消費マインドには引き続き持ち直しの動きが見られているが、国内製造業には海外景気の下振れ懸念に伴う弱気部分が潜在している」という。 4樹脂(LDPE、HDPE、PP、PS)の需給実績によると、生産は4樹脂とも前年比マイナス、出荷も7月単月としては近年では低めとなった。分野別動向でもほとんどの分野で前年を下回わり、プラスとなったのはわずかにPPの輸送機械向け部材や、PSのコンビニ向け容器(FS)など、特定分野に限られた。 18品目生産実績 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1692860356.pdf 4樹脂 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1692860356.pdf MMA https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1692860356.pdf |