2023年08月28日
旭化成、防災情報支援システムを高度化
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成と旭化成ホームズは28日、「防災情報システム LONGLIFE AEDGiS(ロングライフイージス)」への取り組みについて、現行システムに加え、新たにSpectee社(スペクティ、村上建治郎社長)が提供する「水害被害把握システム」を完成させ、高度化したと発表した。2024年度の運用開始を目指す。

 近年、大規模水災害の頻発により甚大な被害が生じている。そのため不動産取引時においても水害リスクに係る情報が契約締結の意思決定を行う上で重要な要素となっており、地域の水害リスク、水害時の避難情報を住民等に提供するツールとしても水害ハザードマップが活用されている。

 旭化成は防災情報システム「LONGLIFE AEDGiS (ロングライフイージス)」として2023年2月から「地震被害推定システム」の運用を始めたが、今回、これに「水害被害把握システム」を加え、頻発する地震と水害の両方に備える仕組みを完成した。
 
 事前に想定した水害被害想定を基に、水害発生後の対応に関する優先順位付けを行うことで、顧客の復旧支援および当社事業の早期立直し活動の効率化を目指す。

 今後、同システムはスペクティ社の情報や関係先から得たデータなどと連携し、同システムにフィードバックすることで推定浸水エリア、浸水深推定の精度をさらに向上させていく方針だ。

ニュースリリース参照
https://www.asahi-kasei.co.jp/j-koho/press/20230828/index/