2023年09月08日 |
ジェトロ、水産品輸出支援へ「緊急対策本部」設置 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:ジェトロ |
ジェトロ(日本貿易振興機構)は8日、政府からの要請に応えて日本の水産品等の食品輸出を支援するため、緊急対策本部(水産対策本部)を設置し、海外における代替市場の拡大や水産物をはじめとする日本産食品のさらなるイメージアップに重点的に取り組むことを決めたと発表した。 対策本部は、ジェトロ副理事長を本部長とし、関係役員を始め、農林水産食品部・日本食品海外プロモーションセンターを中心とした事業部の部長等によるメンバーで構成。関係事業に関する機動的な推進役となる。 ■今後の取り組み 水産物を中心に、海外の代替市場の販路開拓や海外での日本産食品のさらなるイメージアップのため、有力展示会出展やバイヤー招へい等による商談機会の組成、越境ECも含めた販路開拓、海外の要人が参加する国際会議等での水産品のプロモーションイベント、海外の飲食・小売店等と連携した水産品フェアなど、さまざまな取り組みを計画、実施する。 直近のものは次の通り。 (1)ラグビーワールドカップでの食品プロモーションイベント(2023年9月8~9日) フランス・トゥールーズ市で開催されるラグビーのワールドカップに合わせ、世界から来訪する観戦者等に向け、ホタテやブリなどの水産物のほか、牛肉、コメ、メロンなどの日本産食品のプロモーションイベントを開催する。 (2)米国輸出支援プラットフォーム水産分科会の設置(9月中) 輸出有望市場の1つである米国に水産関係卸など関係者で構成する水産分科会を設置し、現状把握やプロモーションの要望等を聴取し、今後の事業戦略に反映させる。 (3)ANUGA2023(10月7~11日、ドイツ・ケルン)での食品プロモーションイベント 日本からの食品輸入規制を解除したEU市場へ売込むため、EUの総合食品展示会「ANUGA 2023」で商談機会を提供する。会期中に現地バイヤーやメディア等を招き、水産品等の日本食品の魅力をPRする。 (4)世界主要水産品展示会での売り込み 世界で主要な水産品展示会であるSeafood Expo North America2023(2024年3月10~12日、米国・ボストン)、Seafood Expo Global(2024年4月23~25日、スペイン・バルセロナ)に出展し、水産品の大型需要が期待できる欧米市場の販路を開拓する。 |