2023年09月25日 |
中外薬、抗悪性腫瘍剤「パ―ジエタ」など承認取得 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:中外製薬 |
中外製薬は25日、抗悪性腫瘍剤の「パ―ジエタ」および「ハーセプチン」配合皮下注製剤「フェスゴ」が切除不能な乳がんおよび大腸がん治療薬として、同日、厚生労働省の製造販売承認を取得したと発表した。 同社の奥田修社長 CEOは「HER2陽性乳がんの標準治療薬であるパージェタおよびハーセプチンの配合皮下注製剤であるフェスゴが、日本でも承認されたことを嬉しく思う。投与時間の短縮は、患者さんの利便性向上および医療現場の負担軽減につながると期待される。今後いち早く治療に役立ててもらえるよう、発売に向け準備を進める」と語っった。 同剤は、パージェタおよびハーセプチンに含まれるモノクローナル抗体とボルヒアルロニダーゼ アルファ(遺伝子組換え)の溶液が1本のバイアルに含まれ、調製不要の固定用量による投与が可能な配合皮下注製剤。薬剤投与時間は、パージェタとハーセプチンの静注製剤を続けて投与する場合、初回は約150分、2回目以降は60~150分、フェスゴは初回が8分以上、2回目以降は5分以上。 |