2023年10月19日
富士フ、スギ花粉タンパク質「皮膚のシミ」一因
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:富士フイルム

 富士フイルムは19日、スギ花粉に含まれる抗原タンパク質「Cryj2(クリジェイツー)」が、皮膚バリア機能低下とシミ・くすみなどの肌トラブルを引き起こす一因であることを解明したと発表した。
 また、消炎作用をもつ生薬成分として知られる「マグワ根皮エキス」に、「Cryj2」による肌への悪影響を改善する効果を発見した。今後、これらの研究成果を化粧品の開発に応用していくとしている。

<今回研究の成果>
(1)破裂したスギ花粉粒子の内部から放出された「Cryj2」を可視化した。
(2)「Cryj2」が皮膚バリア機能低下とシミ・くすみを引き起こす一因であることを解明。
(3)マグワ根皮エキスに、「Cryj2」による皮膚バリア機能とシミ・くすみ関連因子の発現に対する影響を改善する効果を発見した。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1697679362.pdf