2023年10月20日 |
大動脈弁狭窄症/消化管出血 カテーテル治療で改善 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
東北大学 加齢医学研究所の堀内久徳教授らの研究グループは19日、貧血のある重症大動脈弁狭窄症患者のうち94%に見られる消化管出血性病変に対して、大動脈弁のカテーテル治療を行うと、消化管出血性病変の数や大きさが改善することを明らかにした。 研究は、大動脈弁狭窄症に対するカテーテル治療が重症大動脈弁狭窄症患者の消化管血管異形成を消退させることを初めて明らかにした。循環器疾患の治療と消化管粘膜病変が密接に関連している驚くべき知見となった。本研究成果をもとに、今後、大動脈弁狭窄症に伴う消化管血管異形成の形成・消退メカニズムが解明され、治療の改善に繋がることが期待される。 論文は医学雑誌「New England Journal of Medicine」(10月19日付)に掲載された。 (詳細) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20231019_01web_catheter.pdf |