2023年10月26日

出光興産とFOMM、バッテリー交換式EVで協業

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：出光興産

出光興産は26日、小型バッテリー事業を手がけるFOMM（本社：横浜市 鶴巻日出夫社長）と、サービスステーション（ SS ）のネットワークを活用したEV関連事業推進で協業検討に関する覚書を締結したと発表した。両社は、EVのメンテナンスや軽自動車向けEVコンバージョンサービス体制の構築等を検討していく方針だ。 　FOMMは、小型モビリティ・メーカーとして、2019年からタイで4人乗り小型EV「FOMM ONE」の販売を開始、日本でも21年から販売開始している。今後、以下の分野で協業の可能性を検討する。 （1）「FOMM ONE」のメンテナンス等のアフターサービス提供と当社（出光）のSSネットワーク活用に関する検討 （2）FOMMのバッテリー交換式コンバージョンEV事業における販売、改造業務、アフターサービス提供等と当社のSSネットワーク活用に関する検討 （3）当社のSSネットワークを活用したFOMMのバッテリー交換ステーション事業の展開に関する検討 （4）FOMMが将来的に量産を計画する新型車両の展開における連携可能性の検討 ■株式会社FOMM 概要 ▽設立　　：2013年2月 ▽代表者：代表取締役 鶴巻 日出夫 ▽所在地：神奈川県横浜市神奈川区三ツ沢上町30-18 ▽事業内容：FOMMは、2013年に設立したモビリティ・メーカーで、2019年に初の製品となる「水に浮き、移動ができる対水害機能」を備えた小型EV「FOMM ONE」の販売を開始した。引き続き「着脱式小型バッテリーによる簡易交換システム」や「バッテリー交換インフラシステム」などの研究開発に取り組んでいる。