2023年11月07日 |
東北大「脳内の細胞活動変化を解析」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東北大学 |
睡眠不足は、人の健康障害につながるだけでなく、情動や認知機能の低下をもたらす社会問題ともいえるが、東北大学加齢医学研究所の佐藤亜希子准教授らの研究グループは7日、マウスを用いて、脳内の細胞活動変化を網羅的に解析する新たな方法を見つけたと発表した。 この方法を用いることで、一時的な睡眠不足による脳内の神経活動変化と領域間の結合性変化を定量的に検出することができる。 佐藤准教授らは今回、一時的な睡眠不足で起こる脳神経活動の変化を網羅的に解析した。そして一時的な睡眠不足によってもたらされる脳領域間の結合性の変化を世界で初めて定量的に示した。 さらに遺伝子改変モデルマウスと半自動脳アトラスレジストレーションツールを組み合わせることで、心理的な偏りのない網羅的な細胞活動変化の解析を可能にする方法を提案した。 同研究成果は、10月19日に国際学術誌「Frontiers in Neuroscience」に掲載された。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20231107_02web_sleep.pdf |