2023年11月15日

積水化、東京・超高層ビルにフィルム型太陽電池

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：積水化学工業

積水化学工業は15日、東京・大手町に建設される46階建て超高層ビルの壁面に開発中の曲げられる太陽電池が設置されることになったと発表した。 　 　東京都千代田区「内幸町一丁目街区南地区第一種市街地再開発事業」に建設予定の230メートルのサウスタワーに、同社のフィルム型ペロブスカイト太陽電池（PSC）が設置される。 　 　発電容量が1,000kWを超えるPSCがサウスタワーのスパンドレル部に設置され、世界初の「PSCによるメガソーラー発電機能を実装した高層ビル」となる予定で、都心部における創エネルギーの最大化およびエネルギーの地産地消の拡大への取り組みに寄与する。 　従来、高層ビルの壁面への太陽電池の設置は、荷重や風圧への対応や更新時のコストが多額になる等の課題があったが、同社は今回、PSCの「薄い」、「軽い」、「曲げられる」といった特長を活かした新たな設置方法により、これらの課題を解決できる見通し。完成は2028年度の予定。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1700010487.pdf ◆関連ファイル：東京電力 https://www.tepco.co.jp/press/release/2023/1666482_8713.html