2023年11月15日 |
レゾナック、半導体の安定供給体制構築 |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:レゾナック |
レゾナックは15日、半導体材料の生産や出荷等に関する情報を一元管理・可視化するため、サプライチェーン・マネジメントシステムの構築を進めており、半導体材料では12カテゴリーのうち7 カテゴリーですでに運用を開始、残り 5 カテゴリーも来年度末までに開始できる見通しだと発表した。 近年、半導体が経済安全保障の観点から重要物資と位置づけられる中、サプライチェーンはグローバルに広がっており、地政学上のリスクも高まっている。このためリスクの早期検知や複数拠点間での連携強化による生産ラインの効率的稼働などの対応策を急ぐ必要がある。 このため同社は、半導体材料を安定供給し、かつ競争力を維持・強化していくために、サプライチェーン・マネジメントシステムの構築を進めてきた。これらの取り組みは、経済産業省にも評価され「デジタル技術を活用したサプライチェーンの高度化支援事業」に採択された。 今後は市場環境や社会情勢によるサプライチェーン上のリスクを早期に検知し、拠点ごとの生産状況を把握して各拠点の稼働を適切にコントロールしていく。また必要に応じて複数拠点間で生産をカバーし合うことで、顧客ニーズへの迅速な対応を実施していく方針だ。 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1700016117.pdf |