2023年11月17日

千代田化工、新潟CCUSハブ拠点 調査受注

【カテゴリー】：行政/団体 【関連企業・団体】：千代田化工建設

千代田化工建設は17日、三菱ガス化学（MGC）から、新潟 CCUSハブ＆クラスター構想事業化に関する調査を受注したと発表した。CCUSとは「CO2の改修・有効利用・貯留」の意味。 　同調査は、石油資源開発、MGC、東北電力、北越コーポレーション、野村総合研究所の5社が共同で、エネルギー・金属鉱物資源機構（JOGMEC）が公募した、令和5年度「先進的 CCS 事業の実施に係る調査」に応じ、採用された。今回さらにMGCからCCUS ハブ＆クラスター構想事業化に関する調査を受託した。 　 　本調査は、今年3月に新潟県が公表した「新潟カーボンニュートラル拠点開発・基盤整備戦略」の対象エリアである東新潟地域で、2030 年までの CCS 事業の開始を目指し、既設の化学工場、製紙工場や火力発電所から排出される CO2 の分離・回収、CO2 の圧入・貯留地点、およびこれらを結ぶ輸送パイプラインに係るコスト試算を含めた検討を参加 5 社で実施する。千代田は、MGC が計画する、CO2 排出源の一つともなる水蒸気改質法による水素製造装置（SMR）建設に向けた設備検討を行う。同社は、国内で製油所向けに建設された大規模 SMR で多くの実績を有している。 　　 ニュースリリース https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1700184794.pdf