2023年11月20日
積水化学「物流の2024年問題」に対応策
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業の環境・ライフラインカンパニー(平居義幸プレジデント)は20日、「物流の 2024年問題」対応策の一つとして、物流環境の改善と輸送力の確保を図るため、来年1月からオーダー締め切り時間の前倒しなど以下の取り組みを実施すると発表した。

<主な取り組み内容>
(1)オーダー締め切り時間の前倒しによるトラック手配の改善
(2)流通倉庫入れオーダーの車上渡し・ラック納入の推進と荷降ろし作業の有償化
(3)現場直送オーダーの有償化

◆「物流の2024年問題」とは :
 2019年4月施行の改正労働基準法で5年の猶予が与えられた自動車運転業務の時間外労働について、2024年4月より年 960 時間の上限規制が適用されることで生じる諸問題のこと。何も対策を講じなければ、2024 年度には 14%、2030 年度には 34%の輸送力が不足する可能性があり、国からも「物流の適正化・生産性向上に向けた荷主事業者・物流事業者の取組に関するガイドライン」が示されている。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1700445265.pdf