2023年11月20日
UBE、2000トン級の大型射出機 新開発
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:UBE

 UBEグループの機械事業会社、UBEマシナリー(宮内浩典社長)は20日、業界トップクラスの省エネ性能と、省スペース・低床化を実現した型締め力2000トンサイズの大型射出成形機(emⅢシリーズ)を開発し、販売開始したと発表した。消費電力の低減など多くの特長を有するとしている。

<新開発した大型射出成形機の特長>
(1)カーボンニュートラルに貢献する省エネ性能の実現と環境負荷低減
 消費電力や機械質量を従来の電動成形機より従来比 20%以上低減。作動油量やグリス消費量も減り、ランニングコストの低減、輸送・設置における CO2 削減にも貢献する。水溶性塗料も採用。
(2)業界最速のドライサイクル
 ドライサイクルを従来の電動成形機より当社比 30%短縮し、業界最速を実現した。
(3)コンパクトな機長
 従来機からさらにマシン全長を短縮。業界最小クラスで設置スペースが確保しやすい。
(4)アクセスしやすい低床設計
 マシンの高さを下げ、従来は必要だった作業床を不要にした。操作盤、型盤内へ簡単にアクセスでき、作業性・メンテナンス性がアップした。
(5)IoT 対応の MAC-IX 制御装置
 MAC-IX 制御装置を標準搭載し、独立2画面の抜群の操作性、カード・セキュリティ機能を向上。IoT ソリューションの工場監視、稼働実績、アラーム履歴、品質管理、品質分析に対応する。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1700457101.pdf