2023年12月01日
積水化、サステナブル推進へオランダ社と提携
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:積水化学工業

 積水化学工業は1日、資源循環トレーサビリティシステムを開発する、オランダ・Circularise B.V.と資本業務提携契約を締結したと発表した。

 今後、Circularise が進めれデジタルプラットフォーム構築に参画し、より一層の源循環推進と「サステナビリティ貢献製品」の価値向上を目指す。

 積水化学グループは、2050 年サーキュラーエコノミー (資源循環型経済システム)実現に向けて、サプライチェーン各社と連携し、化石由来原料の使用量の最小化や再資源化による資源循環を進めている。また長期ビジョン「Vision 2030」実現に向けて資源循環を重要キーワードの一つに定めている。

 一方、 Circularise も資源循環実現に必要不可欠なサプライチェーン上の情報共有化 (管理 ・追跡 ・証明)に社会課題を見出し、ブロックチェーンとゼロ知識証明を活用した独自のサプライチェーントレーサビリティシステムを開発している。これにより原材料やリサイクル履歴、マスバランス、カーボンフットプリント、第三者認証といった環境関連情報を信頼性の高いプラットフォーム上で管理・追跡・証明でき、かつ機密情報の秘匿性担保も可能となる。今回の資本業務提携により、さらなる資源循環推進と、サステナブルな社会の実現に貢献していく方針だ。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1701405682.pdf