2023年12月08日 |
京大・広大、蕁麻疹の体内メカニズム解明 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:京都大学 |
京都大学と広島大学の研究グループはこのほど、数理モデルを活用して蕁麻疹の形状とメカニズムを解明したと発表した。発疹の形態上の特徴を生体内の病理的メカニズムと関連付けて膨疹を5つのパターンに分類した。さらに、このパターンを用いて発疹の幾何学的な診断基準を開発した。 研究グループは105 人の患者を対象にこの基準を適用して調べたところ、数理モデルと基準の有効性が実証できた。同研究は、蕁麻疹の体内メカニズムを解明するために数理モデルを使用した最初の研究であり、今後蕁麻疹の新規治療法の開発へ道を開くことが期待される。 本研究は、12月4日、国際学術誌「 Communications Medicine 」にオンライン掲載された。 |