2023年12月21日
11月のエチレン生産469千トン、前年比微減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は21日、11月の主要石化製品の生産実績を発表した。
 エチレン生産は468,700トンで、前月比4.8%(21,300トン)のプラス、前年同月比では▲0.4%(1,900トン)だった。定修センターはなし。前年もゼロ。

 稼働プラントの実質稼働率は84.1%とやや上昇した。前月の稼働率は82.6%、前年は82.2%だった。
 エチレンを含む全18品目の生産量を前年同月と比較すると、プラスとなったのはHDPE、塩ビ樹脂、塩ビモノマー、合成ゴムSBRの4品目で、残りの14品目はマイナスだった。
 
 工場は定修シーズンが終盤に差し掛かり、生産は不揃い状況にあるようだ。同協会では「長引く物価上昇の影響で、消費マインドも足踏み状態が続いている。11月は生産機械、紙パ等に増加見通しがあるものの、全体的には若干の低下が予想されている。生産マインドには全体的に強気の見通しが続いている」と分析している。
  
18品目生産実績
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1703143396.pdf

4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1703143396.pdf

MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1703143396.pdf