2023年12月25日 |
北大、母体の血中濃度と川崎病 発症調査 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:北海道大学 |
北海道大学の岩田啓芳教授(環境健康科学研究教育センター)らの研究チームは22日、約 25,000名の妊婦の血中有機フッ素化合物(PFAS)濃度と、生まれた子どもの 4 歳までの川崎病の発症について解析調査したと発表した。その結果、胎児期の PFAS のばく露と川崎病の発症増加とは関連がないことが明らかとなった。 しかし、本研究で解析の対象とした 7種類の PFAS 以外の PFAS との関連は不明のため、生後の子どもの PFAS 濃度と川崎病発症との総合的な関連については引き続き解析が必要とした。 同研究の成果は12月7日付「Environment International」( Elsevier 社)に掲載された。 ◆川崎病 :主に子ども(乳幼児)がかかる発熱性疾患。突然の高熱が数日続く。目の充血や身体の発疹、首のリンパ節の腫脹などさまざまな症状をひき起こすが原因はよく分かっていない。 ニュースリリース参照 https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/231222_pr.pdf |