2024年01月10日

NEDO、触覚情報と診察動画の統合、伝送成功

【カテゴリー】：新製品/新技術 【関連企業・団体】：NEDO

NEDOは10日、北海道大学に委託している「ポスト5G情報通信システム基盤強化研究開発事業」を通じて、触覚情報と診察動画を統合し、遠隔の医師間で共有する遠隔触診システムの開発に成功したと発表した。 　今回、北海道大学病院（札幌市）、帯広厚生病院（帯広市）、函館中央病院（函館市）の3拠点を結ぶ遠隔触診の実証に成功した。 　同システムは、画像、音声、触感などのデータを統合的に解析するマルチモーダル信号を動画のフレーム単位で統合・同期し、5Gで伝送するもの。マルチモーダル信号が、動画ストリーミングの既存フォーマットに統合されることで、通信品質を決める要素が帯域と遅延のみに単純化される。これにより、マルチモーダル信号をリアルタイムに扱うことができる。データベース化して蓄積・配信・再現できる。 　研究グループは、同システムの普及促進やユーザーとの価値共創を目指し、2024年度以降に展開を予定している。 　 ニュースリリース参照 https://www.nedo.go.jp/news/press/AA5_101711.html