2024年01月11日
デンカ事故調査「わずかな変化 気づき不十分」
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:デンカ

 デンカは11日、青海工場のクロロプレンモノマー事故に関する調査委員会の最終報告書がまとまったと発表した。事故は2023年6月14日にクロロプレンモノマー5MCプラントで配管の一部を更新中に発生し、現場作業員1人が死亡、2人が負傷した。

 報告書は事故の概要、直接原因、背景、再発防止策など6項目で構成。背景要因として、「配管に付着していたCP-NOⅹダイマーが持っている危険性に対する関係者の認識が低かったこと、プラントの運転状態のわずかな変化に対する原因の追究が不十分だったこと」などが挙げられた。「工事における関係者間の情報伝達」も問題展として指摘された。
 
ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1704951994.pdf

(参考)
■青海事故関連過去リリース
・2023 年12月 19日「青海工場の再稼働について」
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1186/20231219_denka_omi.pdf
・2023 年11月 22日「青海工場 中間報告書の公表」
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1179/20231122_denka_omi.pdf
・2023 年 11月 22日「青海工場 クロロプレンモノマー 中間報告書」
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1181/20231122_denka_omi_interim_report.pdf
・2023 年 7月 11日「青海工場 配管破裂事故に関する事故調査委員会の設置」
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1145/20230711_denka_investigation_committee.pdf
・2023 年 6月 14日「当社青海工場における事故について」
https://www.denka.co.jp/storage/news/pdf/1140/20230614_denka_omi.pdf