2024年01月17日 |
ポリプラ、高枝電動バリカンにPEEK樹脂 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:ポリプラスチックス |
ポリプラ・エボニック(本社:東京都新宿区、金井産社長)は17日、同社のPEEK樹脂「ベスタキープ」が、アルスコーポレーション(大阪府堺市)の高枝電動バリカンのPEEKギアに採用されたと発表した。 アルスコーポレーションの高枝電動バリカンは、切れ味に優れ、果樹農家や野菜農家、ガーデニング愛好家など広い用途で利用されている。だが、バリカンに使用される製樹脂ギアには耐久性に課題があった。金属製ギアの場合は感電防止やノイズ対策、メンテナンス、作業性に負担がかかりやすい。 「ベスタキープ」は従来のエンプラ製ギアと比べて約5倍の耐久性を実現した。金属インサートも不要となる一体型ギアを採用することで、大幅な軽量化や騒音対策が可能となった。 PEEK樹脂は「ポリエーテルエーテルケトン樹脂」の略。射出成形が可能で寸法制度が高い。アニール処理や切削加工などの後処理が不要などの特長を有し、自動車や産業機械分野、半導体分野に需要は堅調に伸びている。 |