2024年01月29日 |
東大など「オミクロン株 ウイルス学的特性解明」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東京大学 |
東京大学 医科学研究所の佐藤佳教授(システムウイルス学分野)らの研究コンソーシアムは29日、2023 年 8 月ごろに流行したオミクロン「BA.2.86 株」のウイルス学的特性を発表した。 「オミクロン BA.2.86株」は、それ以前に発生したオミクロン亜株とは系統学的に大きく異なっており、オミクロン BA.2.86 株のスパイクタンパク質には祖先株であるオミクロン BA.2 株と比較して30 種類以上の変異が蓄積している。佐藤教授らは今回研究で「オミクロン BA.2.86 株」は既存の流行株よりも有意に高い実効再生産数を示すことを明らかにした。 コンソーシアムは、東大、京大iPS 細胞研究所(CiRA)、広島大、熊本大、宮崎大、(一社) G2P-Japaらで構成。現在使用されている抗ウイルス薬が、ハムスターを使った実験で、オミクロン BA.2.86 株に対して、有効であることを確認した。 本研究成果は1月 27日、米国科学雑誌「Cell Host & Microbe」オンライン版で公開された。 (詳細) https://www.hokudai.ac.jp/news/pdf/240129_pr.pdf |