2024年01月30日 |
旭化成、救急救命士向け支援アプリ開発 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:旭化成ゾールメディカル |
旭化成ゾールメディカル(本社:東京都港区、田中 孝之社長)は30日、旭化成デジタル共創本部と連携し、救急救命士の業務効率化を支援するアプリ「CodeMate(コードメイト)」を開発したと発表した。1月31日から国内の自治体などに向け販売開始する。 CodeMateは、同社の携帯型モニタリング機能付き除細動器「 X Series 」と連携するアプリで、救急救命士が搬送先の病院および所属の消防署へ提出する報告書を効率的に作成することができる。同アプリは昨年10月から千葉県袖ケ浦市、11月から宮崎県延岡市の消防本部で試験導入されている。 近年、国内では高齢化などにより救急医療の需要が増大しているが、救急現場ではこれまで、搬送先病院への輸送証や消防署への報告書を、それぞれ救命活動の合間に手書きなどで作成していた。また、重複する内容を二種類の書類に記載する必要があり、大きな業務負担になっていた。 旭化成ゾールメディカルが今回開発したCodeMateを使用すれば、救急車内でタブレット型端末などによってアプリ上で輸送証・報告書を作成することができる。その際、共通する入力項目は自動的に二種類の書類に反映される。 同社は、2月1日~2日に開催される「第32回全国救急隊員シンポジウム 名古屋2024」に同製品の展示とデモンストレーションを実施する。 |