2024年02月05日 |
レゾナック、九大と循環型社会構築形成へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:レゾナック |
レゾナックは5日、九州大学 グリーンテクノロジー研究教育センター(林潤一郎センター長)と資源循環型社会九州モデル構築のための共同事業体として「知の拠点」を1月9日付で形成したと発表した。 九州地域で産業界や自治体から排出されるさまざまな廃棄物や未利用資源を活用する九州地区初の地産地消型プロセスを確立するのが狙いで、丸紅と三井住友信託銀行の両者も参画。九州で初となる廃プラの地産地消型資源循環プロセス確立を目指す。今後10年以内の実用化を図る方針だ。 日本では毎年約800万トンのプラ製品が廃棄されている。温暖化防止に向けたCO2の排出削減は世界的な課題でもあり、2050年までのカーボンネットゼロ実現を目指す脱炭素社会構築は必達の目標となっている。 だが現状は、廃プラの約60%はサーマルリサイクルとなっており、廃プラ中の炭素分は CO2 となって大気中に排出されている。このため廃プラ再生技術として、マテリアルリサイクルとともにケミカルリサイクルの社会実装は必要不可欠となる。 レゾナックは川崎事業所(神奈川県)において廃プラのケミカルリサイクルプラント(KPR)を20年以上稼働し、廃プラ由来の水素・アンモニアを生産してきた実績を有する。将来的には各地から回収されてきた廃プラを大分コンビナート(大分県)で、基礎化学品に転換し、プラスチックに戻すことを目標にしている。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1707110138.pdf |