2024年02月08日 |
東大、磁石の中の振動情報 取り出しに成功 |
【カテゴリー】:新製品/新技術 【関連企業・団体】:東京大学 |
東京大学工学系研究科の巻内崇彦特任助教らの研究グループはこのほど、従来、磁石の中で短い時間しか存在できないと考えられていた磁気振動の情報(コヒーレンス)が桁違いに長い時間隠れて存在できる機構を発見し、それを取り出せることを明らかにしたと発表した。 磁石の中のコヒーレンスは0と1両方の情報を扱える可能性があるが、その状態を長く保つのが難しいため応用は困難と考えられていた。今回、磁石に隠されたコヒーレンスを取り出せたことで、磁気情報デバイス開発の道が拓けたと言える。 本研究成果は、英国科学雑誌「Nature Materials」(2024年2月6日)に掲載された。 (詳細) https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20240207_01web_magnet.pdf |