2024年02月13日 |
東医歯大「生体ヒト胎盤オルガノイド作製」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:東京医科歯科大学 |
東京医科歯科大学の梶弘和教授は、東北大学 有馬隆博名誉教授らの研究チームと共同で「ヒトの胎盤を模倣した胎盤オルガノイドモデル(試験管の中でつくるミニチュアの臓器)の作製に世界で初めて成功した」と発表した。胎盤オルガノイドモデルの作製条件をもとに、妊婦から胎児への物質移行を定量的に評価可能な胎盤バリアモデルを開発した。 ウイルスや細菌の胎盤を介した胎児への影響、胎盤で起きる物質輸送、胎盤の形成・成熟過程などを解明する上で、有用な細胞培養モデルになると期待できる。さらに、創薬、動物実験に頼らない医薬品安全性評価(動物実験代替法)の開発に貢献すると期待される。 研究は、革新的先端研究開発支援事業(AMED-CREST)、科学研究費補助金などの支援で行われた。研究成果は、国際科学誌「Nature Communications」(2024年2月8日)オンライン版で発表た。 ニュースリリース参照 https://www.tohoku.ac.jp/japanese/newimg/pressimg/tohokuuniv-press20240209_01web_organoid.pdf |