2024年02月14日 |
レゾナック、石化事業 スピンオフ検討へ |
【カテゴリー】:行政/団体 【関連企業・団体】:レゾナック |
レゾナックHDは14日、石油化学事業の持続的成長に向けた選択肢の一つとして、パーシャル・スピンオフについて検討を開始したと発表した。 同社は、2020年に策定した「統合新会社の長期ビジョン(2021~2030)」(20年12月10日)の中で、世界トップクラスの機能性化学メーカーをめざし、持続可能な社会の発展に貢献することを目標に掲げてきた。 同社はその実現に向けて、継続的に事業ポートフォリオの見直しを行い、半導体・電子材料事業に経営資源を集中することで、成長を促進してきた。 同社にとって石油化学事業は、連結売上高の約20%を占める柱の事業の一つであり、「安定収益事業」と位置付けている。同事業は日本の社会インフラとしての役割を果たす公共的な側面があり、将来にわたって同事業の持続的・安定的な運営を行う必要がある。そのため、スピンオフにより、独立した上場会社として石油化学のグリーン・トランスフォーメーションを実現可能とする取り組みを加速し、さらなる成長と競争力の強化を目指すことにした。スピンオフの実行は2~3年後を予定。証券取引所や関係当局、ステークホルダー等の了承を前提に準備する方針だ。 ニュースリリース参照 https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1707891911.pdf (参考) ◆昭和電工 2020年12月10日付ニュースリリース https://www.chem-t.com/cgi-bin/passFile/NCODE/56350 |