2024年02月20日 |
名古屋市大「抗うつ作用に重要な脳領域 発見」 |
【カテゴリー】:ファインケミカル 【関連企業・団体】:科学技術振興機構 |
名古屋市立大学医学部の内田周作准教授(研究当時=京都大学)らの研究グループは20日、新しい抗うつ薬として期待されているケタミン誘導体による持続的な抗うつ作用には、視床室傍核とよばれる脳の領域が重要であることを発見し、その分子メカニズムを解明したと発表した。 既存の抗うつ薬は効果発現まで時間を要すること、また治療効果が限定的であること、再燃しやすいことが問題となっている。今回の研究成果が持続性を有する新しいタイプの抗うつ薬の開発につながることが期待できる。 本研究成果は、2024年2月20日に、米国科学誌「Neuron」にオンライン掲載された。 (詳細) https://www.kyoto-u.ac.jp/sites/default/files/2024-02/2402%20Uchida_Neuron_relj-fb96b0233b46e46a13c92399ca3a513f.pdf |