2024年02月22日
1月のエチレン生産 477千トン、前年比微減
【カテゴリー】:行政/団体
【関連企業・団体】:石油化学工業協会

 石油化学工業協会は22日、1月の主要石化製品の生産実績を発表した。エチレン生産量は477,000トンで、前月比0.1%増(500トン)、前年同月比▲1.1%(5,300トン)だった。定修センターは今年、昨年ともなし。

 稼働プラントの実質稼働率は80.3%で前月と変わらず、前年同月(81.2%)からは0.9ポイント低下した。
 誘導品の生産量を前年と比較すると、両ポリエチレンをはじめ、PS、SM、塩ビモノマー、AN、トルエン、キシレンの17品目中8品目が前年比マイナスとなった。
 
 同協会では出荷の動向について、「年始休暇の影響もあり、樹脂は4樹脂ともマイナスとなった。LD、HD、PPの3樹脂はフィルム分野の減少が続くが、PSの包装分野はプラスとなった。HDPEのパイプ、中空成形、射出成形分野に増加の傾向が見られる。輸出は需要面での弱さが続く中、地政学上のリスクもあり輸送コストに上昇が見られている」と、注意をうながしている。
 
(1月実績)
・18品目
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1708576087.pdf

・4樹脂
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file2_1708576087.pdf

・MMA
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file3_1708576087.pdf