2024年02月22日
旭化成、深紫外LEDによる空気殺菌 実証開始
【カテゴリー】:ファインケミカル
【関連企業・団体】:旭化成

 旭化成は22日、国立研究開発法人情報通信研究機構(NICT)と共同で、深紫外LED(UV-C LED)を搭載した空気殺菌装置を用いて、静岡鉄道(静岡清水線)の車両で実証試験を開始したと発表した。

 同試験は、環境省の「脱炭素社会に貢献する深紫外LED開発とウイルス不活性化実証」事業の一環として実施した。深紫外LED は、これまで紫外線殺菌に用いられてきた水銀ランプに比べ、小型で深紫外線を効率的に照射ができる。

 試験に用いる空気殺菌装置は、深紫外LEDにより空気中のウイルスの不活性化を行うことができる。今後、深紫外LEDの特長を活かし、水銀ランプ品と同等以上の殺菌性能をより低消費電力で実現することで、公衆衛生の向上とエネルギー消費の低減、それによるCO2排出量の削減を目指す。