2024年02月26日
アキレス、分解性マルチフィルム 1日発売
【カテゴリー】:新製品/新技術
【関連企業・団体】:アキレス

 アキレス(本社:東京都新宿区、社長:日景一郎)は26日、特定の作物向けに開発した、土壌消毒用生分解性マルチフィルム「ビオフレックスマルチGM」(こんにゃく芋向け)を3月1日に発売すると発表した。

 群馬県でこんにゃく芋の栽培に使用される土壌消毒用フィルムを対象に、ポリエチレンフィルムから生分解性フィルムへの切り替えを進めていく方針だ。土壌消毒終了後の施肥作業と同時に鋤き込むだけでフィルムを処理でき、省力化に大きく貢献する。また、廃プラスチック処理が不要のため、CO2排出量の削減につながる。

 ポリエチレンフィルムと同等のガスバリア性を備えており、消毒後の土壌に被せることで消毒液の大気中への拡散を抑制する効果がある。こんにゃく芋は病気に弱く、植え付け前の土壌消毒が不可欠なことから、県内全体で相当量の消毒用ポリエチレンフィルムが必要になり、使用後に発生する廃プラスチックが膨大な量にのぼるなどの課題があった。1日から全国に向け販売する。価格はオープン。

ニュースリリース
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1708924200.pdf