2024年03月01日
UBE 米国DMC・EMCプラント建設投資を決定、子会社への増資も
【カテゴリー】:経営
【関連企業・団体】:UBE

UBEは、米国のジメチルカーボネート(以下「DMC」)およびエチルメチルカーボネート(以下「EMC」)のプラント建設を決定するとともに、製造販売会社として同当社が間接的に100%出資している UBE C1 Chemicals America, Inc.社(以下、「UCCA」)に対して増資を行うことを決定した。

米国ルイジアナ州におけるDMC・EMCの事業化を目指していたが、DMC年産10万トン、DMCから誘導されるEMC年産4万トンのプラント建設となる。設備投資金額は合計約5億米ドル、2026年7月完工、同11月稼働開始予定。

DMC・EMC はリチウムイオン電池の電解液溶剤の主要成分であり、DMC は半導体製造プロセスの現像液などでも使用される。米国では電気自動車の普及やデジタル化の進展に伴い今後も需要拡大が見込まれる一方、全量を輸入に依存している。プラント建設により米国での安定供給を実現するとともに、将来はC1ケミカルチェーンとしてポリカーボネートジオール(PCD)や水系ポリウレタンディスパージョン(PUD)など環境貢献型製品への川下展開を計画している。


<ニュースリリース参照>
https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1709196281.pdf