2024年03月07日
東レ、第32回地球環境大賞「環境大臣賞」
【カテゴリー】:環境/安全
【関連企業・団体】:東レ

 東レは6日、フジサンケイグループが主催する第32回地球環境大賞で、「環境大臣賞」を受賞したと発表した。同社の水処理膜技術による世界の水不足問題の解決への貢献が評価された。

 気候変動とともに世界の水不足問題は加速しており、人類に必要不可欠な「水」をいかに生み出すかは地球規模の課題となっている。東レは1968年に海水を真水に変える要素技術である逆浸透(RO)膜の研究を開始して以来、技術の極限追求によって、RO膜、ナノろ過(NF)膜、限外ろ過(UF)膜、精密ろ過(MF)膜の4種類すべての膜を自社開発でラインナップし、グローバルに水処理膜事業を拡大してきた。
 
 東レグループは現在、世界35ヵ所に販売拠点、6ヵ所に製造工場、4ヵ所に研究・技術開発拠点を持ち、各地域のプラントメーカーと連携して世界の水不足問題の解決に取り組んいる。
 東レの水処理膜が使用されている水処理プラントは100カ国以上に広がっており、海水や河川水、下廃水などから高品質な生活用水や工業用水を世界中の人々に提供している。
 こうした同社の水処理膜技術による世界の水不足問題の解決に向けた貢献の取り組みが評価され、今回の「環境大臣賞」受賞となった。