2024年03月19日

デンカ、千葉にPSケミカルリサイクル竣工

【カテゴリー】：経営 【関連企業・団体】：デンカ

デンカは19日、東洋スチレンと共同でデンカ千葉工場（千葉県市原市）内に工費約40億円をかけて建設していた使用済みポリスチレンのケミカルリサイクルプラントが竣工したと発表した。処理能力は年間約3000トン規模。 　リサイクル技術には、ポリスチレン（PS）を化学的に分解し、化学原料（SM）の状態に戻したあと再度重合することで、新品同等の品質と物性で用途の制限無く使用できるリサイクル手法を採用。サーマルリサイクルのように焼却しないため、CO2排出量が少なく、より環境に配慮したリサイクル法となる。 　プラントは、東洋スチレンが米国Agilyx社から技術導入し、2022年2月に着工、このほど竣工した。同プラントで再生したPSは、マスバランス方式による提供を検討しており、現在、ISCC PLUS認証取得の準備を進めている。 【設備の概要】 ・拠点　：デンカ 千葉工場敷地内（千葉県市原市五井南海岸6） ・内容　：使用済みポリスチレンのケミカルリサイクルプラント ・投資金額：約40億円 ・処理能力：約3,000トン/年 ＜ニュースリリース参照＞ https://www.chem-t.com/fax/images/tmp_file1_1710826234.pdf